人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アイリッシュと国際結婚。イギリスバーミンガムでの出産・育児を記録していきたいと思います。6歳男児と3歳女児を育児中!


by nachimama83
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

大将の学校について・・・感じるところ・・・

大将の学校が始まってから5ヶ月強。大将は学校生活にあっという間になれましたが、とにかく、毎日大将が楽しく学校に通っているので、もうそれでほぼよしなわけですが・・・親の私としては、イギリスの学校で「へっ」と思うことも多く、日本の小学校とイギリスの小学校の違いに驚かされることもまだまたあります。今週第2回目の保護者面談があるのですが、とりあえず、その前までに、この5ヶ月過ごしてみて感じたこと・・・・。

①担任の先生のワークシェアリング

小学校から担任と副担任が一クラスにいて子どもたちを指導しています。これはとてもいいことだと思うのですが、私にはあまり差が分からないなと。子どもを見てくれているので、文句はありません。ただ、驚いたことに、担任の先生でも、木曜日はお休みということ。担任でも毎週定休日があるという感覚が私には???となったとろこなのですが、イギリスでは多々あるようです。しかも、木曜日は担任の先生が定休日で、他の先生が入るということは事前に私達には知らされておらず・・・。他の保護者がおかしいと思って聞いたら、実は木曜日は担任の先生がお休みで、代理の先生が毎週はいっているとの回答があったわけです。普通・・・・こういうことって、事前にきちっと説明されるべきではないか?と私は学校開始からすぐに疑問を持ったわけです。

そうこうするうちに・・・・担任の先生が2週間ほど説明なく、お休みしてしまい、副担任も同じ時期ほぼお休みという自体が起こりました。この時も学校側からは何の連絡もなく、ただ、木曜日を担当している先生がその2週間カバーしていたようです。子どもたちもさすがに2週間も担任・副担任の先生がいないと、寂しいといい始めました。(子どもたちには二人とも病気であると学校側は伝えていたようですが)
そんなこんなで2週間過ぎたあたりで、担任が戻ってきて、副担任も戻ってきました。そして学校側から手紙があり、内容はこんな感じ。

喜ばしいことに、担任のMrs.●●が戻ってきました。彼女は妊娠が判明しており、次の春休みから産休に入ることを表明しています。よって、これからは、月・水の2日間を担任のMrs.●●がクラスを受け持ち、残りの火・木・金を代理のMrs.●●が担当します。(この代理の先生はもともと木曜日を受け持っていた先生です。副担任の先生は、通常、担任の先生とは持っている資格(受け持てるレベル)が異なるらしく、副担任から担任になるということは出来ないようです。)

という手紙のみが大将のBAGに入っており、直接懇談会等で説明するということは一切なし。

私は正直、こういうことを手紙1枚でアナウンスすることにもびっくり!よく見てみれば、担任の先生は担任といっても結果週2日だけ、クラスを受け持ち、代理の先生のほうが、稼動日数が多いではありませんか!もはや、代理ではなく、この先生のほうが担任となる感じ?

こんなことを紙切れ1枚で済ます学校に正直私は憤慨して(憤慨するところが違いますかね?)旦那に吼えるも、こちらの先生たちは日本の先生たち以上に守られている、保証されているので、担任を受け持っていても、こういうことはザラで何の不思議はないとのこと。周りの日本のママ友に聞いてもやはり、こういったことは日常茶飯事で、担任が実母の介護のため7ヶ月学校に戻ってこなかかった話など、出てくる出てくる・・・。


いたって普通のことのようです。私が器具するのは、クラスに二人の先生がいてきちっと仕事の引継ぎ等できればいいのですが、これだけ、先生が急に休んだり、副担任までいなくなったりして、クラスはクラスとしてちゃんと機能しているのか、気になります。せめてそこらへんを先生の口から説明してほしかったなぁと思うのですが、こんなことで憤慨していてはダメようです。

学校に通う大将は、たくさんの人と出会い、仲良くするのが大好きなので、たくさんの先生と知り合えることは嬉しいらしく、母の気持ちとは裏腹に、このワークシェアリング担任制度でとりあえず、良いようです。2月にまた保護者面談があるわけですが、どちらの先生が話すのだろう・・?実際担任の先生は週2日しか子どもを見ていないわけですからね・・・。気になるところです。

② 勉強について

正直、教科書があるわけではないので、大将が日々どんなことを学習しているのか、細かいことは把握していません。本人の報告によるものと、持って帰ってきたプリント類、それからタームごとに行われる面談を通して、だいたいこんなことをしているのだなと、おおよそを把握している感じです。
ただ、英語に関しては私は自分自身も英語の初等教育を受けていないので、比較するものがなく、とにかく、何が行われているのか旦那の半分くらいしか分かっていないと思います。ただ、今のところ、それなりに大将は進めているようで、ターゲットはその都度クリアしているように思います。

算数に関しては、これまた教科書が存在しないので、細かいかとは分からないのですが、面談や参観日で見た限り、教える順番・度合いが何を基本としているのか全く分からない。物を数えている横で、3+5+2=10というような、いきなり3個連続の足し算のカードがあったり・・・。面談で言われたターゲットは
同じ数同士の足し算を理解する、ex) 1+1=2 2+2=4 3+3=6 というような足し算を理解するとあったけれど、そもそも、足し算、+という説明があっての足し算の計算導入なのか、これまたよく分からない・・・。
順序よく、少しずつ教えていく日本の算数学習とは違って、一気に浅く広く学習させ、またもとに戻って復習するというのがイギリス方式なようです。詳しいことは書きませんが、ようは日本は1学年ごとに習熟達成ラインがあるのですが、イギリスではreceptionからyear2までの3年間を通じて一つの達成ラインに到達すればいいというやり方なので、浅く広くわぁ~と学習させては、また復習するという方法なようです。

ただ、聞いた話、復習すればいいけれど、復習がきちっとされないで、1回限り学習しただけでそれほど習熟しないまま、次に進んでしまい、復習もない状態が発生することも多々あるのを耳にします。イギリスの小学校の算数の勧め方は、聞いてはいたけれど、やはり・・・・・・。と思うことが多々あります。申し訳ないけれど、数字にあまり強くないイギリス人(全員ではないですが)生まれてしまうのも、少なくともこの教育システムが起因していることは間違いないと私は思います。

とりあえず、大将は今のところ、混乱はきたしていないようですが、算数に関しては・・・・・。と絶句することもある母です。


③ お友達との交流について
色々、あーだこーだ書いておりますが、一番気になっていたのはここ。正直、社交的な大将なので、お友達作り等困ることはないと思っていたのですが、逆に、自分を主張しすぎたり、Bossyになったりするのではと懸念していました。面談では、先生にその件を一番に聞いてみると、そういうことはなく、お友達の助けになり、時には先生を助けているとのことで、少なくとも、現時点ではクラスに溶け込みやっていけているようでほっとしました。
いろいろな能力・立場・考えの人間がいて、その中でどう自分を活かしていくのか、私が一番彼に望むのは自分の良いところを活かし、集団生活の中で社会的スキルを身につけていって欲しいということです。30人クラスなので、それなりに仲良い子も出てきており、その中でけんかしたり、友情を温めあったり、日々充実した学校生活を送っているのではないかと思っています。

そんな中で、以前話題にしていた、お誕生日会の件ですが、全員お声がけのお誕生日会は恐らく一人だけであとは、だいたいクラスから10人~MAX15人くらいを声がけし、お誕生日会を開催しているようです。
我が家では誕生日会については今年への持ち越し課題となっており(以前の日記)、他の家庭の様子見ということだったわけですが・・・・なんとも、ありがたいことに、現時点で8人のPARTYに呼んでいただきました。1ヶ月に2回ペース・・・。プレゼント代も馬鹿になりませんね。receptionの時は男の子、女の子関係なく、お声がけるすということもあるようで、この1年は皆さん週末のPARTY付き添いに親は忙しい感じです。
呼んでくれたお友達を呼び返すだけでも、今年の大将の誕生日会はそれなりになりそうです。人数が多いとスペース的なこともまた考えないといけないですし・・・。あーー頭が痛いです。呼ばれた人全員を呼び返さなくてもよい!という旦那の考えには賛成できず、またひと悶着ありあそう・・・。

④人種の割合について
日本にはない感覚ですが、イギリスで生活する以上は常にこのことは、良い・悪い関係なく、「人種」ということを意識させられます。人種と階層の割合によって、かなり学校の雰囲気も変わるのは確かです。以前住んでいたところの、ご近所さんが、大将が通っている学校は白人率が多く、ポッシュな人が多いので学校の評価・レベルは高くてみあえて、そこには行かせたくない、自分の息子には色々な人種・階層の人が集まる家近くの学校に通わせることが、本当の意味でのイギリスを見せられるから、そこに通わせていると話しをしていたことがあります。(彼女は白人です)
そんなご意見もあったの、大将の学校はポッシュな人が多いのかな・・と思っていましたが、実際通わせて思ったことは、この学校の人種は白人・有色人種の割合からする6.5:3.5くらいであり、また白人の中でも、イギリス以外のヨーロッパ出身の方もいるので、そういう意味では生粋のブリティッシュは半分強くらいになるかもしれません。変な表現ですが、思っていたよりかは生粋ブリティッシュ比率が少なく、有色人種に分類される私(たち)が親として居心地が悪いということはなかったです。
残念ながら、人種差別が0かというと、やはりあると思います。実際この目でムスリムの知り合いのお母さんが明らかに人種差別を受けている現場に居合わせたことがあって、ものすごーーーく嫌な体験でした。彼女曰く、こういうことは日常茶飯事だといっていましたが、もちろん、深く傷ついており、できれば自国に早く戻りたいと漏らしていました・・・。

表向きはけして、人種差別はしてはいけない、あってはいけないことになっていますが、あの小さな教室の中で、子どもたちの中でも人種に対する違い、偏見が生まれているのかな・・・と時々思うことがあります。これまで、大将をpre school・Nursery・primaryと通わせて、直接ひどい差別を受けた覚えはないのですが、それでも、親によっては・・・・。なんとなーく臭わせる人もいたような。そういう価値感の元育てられた子どもはやはり、そういう「差別」の思考に傾いていくのだろうな・・・と。

大将は自分自身がmixですし、色々なバックグランドを持った色々な人々がいるということを5歳児ながら理解し、人は違って当たり前、その違いをどこまで受け入れていくのか、違いを認識した上で分かり合い、進んでいける知恵と勇気を学校教育の中で育んでもらえたら、嬉しいなぁ。人種を超えて友人を育んでいると思います。これがイギリスですし、そういう環境の中で、自分もmixとして、誇り高く進んでもらえたらな思ってます。(多分親の私のほうが、完全な日本人なので、そこらへんを感じることが多いのだと思います)

今の学校の人種・階層のバランスはイギリスの縮図という感じでまたまた変な表現ですが、バランスが取れているように思いますし、大将も過ごしやすいだろうなと感じています。

保護者層について
これは人種や、階層といったところとの関係もあるとは思いますが、私が見る限り、かなり一人ひとりで違う感じがしています。子どもが仲良くなるお友達はやはり比較的、家庭環境やら教育の考え方など、おおまかに似たものを持っている、価値感が近いのではないか・・・?と思う今日この頃ですが、やはり子どもそれぞれ個性があるように、保護者もそれぞれの個性といったところで、同じ年齢の子を持つ親として、様々な価値感で子育てをしていることを垣間見れることは、私にとっても刺激的かつ、良い経験となっています。また、登下校の送迎をお父さんがしている家族も多く、全体の20%強はお父さんです。日本ではありえない光景というか・・・登下校に関わらず、学校の行事や授業参観にもお父さんの姿がよく見受けられます。たまたま会社を休んだ旦那が大将を学校にお迎えに行った際、あまりのお父さん率の高さにびっくりしていました。育児に教育にお父さんが参加できるというのは、いいなぁと思います。

学校行事にについて
日本より、多いような気もするけれど・・完全に保護者を巻き込んでというほどのものではない、2週間に1度は何を用意しろ、私服を着て●●のお祝いの日等々、なんだかんだあるなというのが印象。先日も学校全体でチャイニーズニューイヤーをお祝いしていたようで、給食まで春巻きみたいな中華っぽいものがわざわざ用意されます(この日だけはお弁当の子も皆でディナーをいただきます)まだ、本格的な学習は入っていないので、遊んで学ぶということが多いのでしょうが、子どもにとっては行事が多いように思います。大将が学校に通ってから驚いたことは、クラスサポートや給食時間サポートなど、保護者がかなりボランティアとして関わっています。ですから、クラスのアクティビティに先生・副担任以外に、保護者も加わって進められることが多く、そういう意味では普段から多くの保護者が学校に関わっているように感じます。かかわり方は日本のPTA役員の方たち以上じゃないかな?という気もします。ただ、これは基本的にボランティアから成り立っているので、そういう意味では、ボランティアの皆さんには感謝感謝です。




まだまだ小学校に入学して5ヶ月、相変わらず、一つひとつの行事に事柄に母はついていくのが精一杯なところですが、必死についていきたいと思います。
by nachimama83 | 2014-02-12 04:41 | *保育園・学校関係