なぜ漢字カードから?
2009年 10月 07日
以前から書いていた記事、UPするか悩みましたが、UPしてみます。
言葉のインプットをする際、我が家では読み聞かせ以外に漢字カードを使用してます。
なぜ平仮名でもなく、カタカナでもなく漢字カードからなのか?
0歳児に漢字を覚えさせ、書くことを求めているのか?いえいえ、そうではありません。
よく聞かれることなので、なるべく分かりやすくお伝えできたらなと思います。
まず乳幼児期の脳の話をさせてください。
胎児から幼児期3歳くらいまでの間に脳の80%ほどが完成されるといわれます。
また脳細胞の大半(140万個ほど)は、胎児のうちにつくられていくそうです。
ただ、どんなにこの脳細胞が発達し数が多くなっていっても、その細胞と細胞を
つなぐ情報連絡通路のようなもの(シナプス)が形成されなければ、脳は動かない
機能しないと一緒になります。
ではどうすれば・・・機能するのか?
↓
脳細胞と脳細胞をつなぐ、シナプスが形成されるような働きがけをして
あげればよいのです。
↓
どうしたら形成されるの?
↓
それは簡単です。直接人間が赤ちゃんに関わっていけばよいのです。
効果的といわれているのは「語りがけや絵本を読んだり・音楽を聞かせて
あげたりすることが、細胞に刺激を与え、シナプス作りに大きな影響を与えていきます。
脳が形成される胎児期から働きがけをしてあげれば、より活性化される
脳が出来あがっていくわけす。ここから胎教というもののアドバンテージが考えられているようです。
また、乳幼児期の脳でもうひとつ特徴的なことでいえば、右脳が活発だということ。
(数年前、右脳革命というような本まで出ましたよね)
簡単に言うと
右脳=イメージの脳
左脳=論理の脳
と一般的に言われています。
右脳はイメージ(映像)で捉えていくので、論理的(言語的)な解釈が不要なまま
イメージだけで記憶していきます。
左脳は言語を通して理解し記憶していくので、右脳・左脳の記憶容量を比べると
右脳は質・量ともに左脳の約10万倍になるそうです。
パソコンに例えると右脳の方が圧倒的にメモリーが大きいのですよね。
例えばこの1枚の写真を記憶する右脳と左脳の動きについてあらわすならば・・・
右脳はこの写真映像ごと頭に焼付け記憶してしまうのに対し、左脳の働きは
海があって、海の上にバンガローがあり、白い砂浜には木々が生えており・・・・
というように論理的に理解していきます。
話を漢字のインプットに戻します。
ピンときた方もいらっしゃると思いますが、漢字カードというのは(平仮名・カタカナ以上に)
まさにこの右脳を刺激するものなのです。
漢字というのは象形文字なので、漢字そのものが何かのイメージを形どり、意味があり、さらにそのイメージの音を同時に持ち合わせます。
ここに右脳への働きがけにおける有益性があるのです。
例えば・・・・
漢字と平仮名を知らない人に「象」と「ぞう」を見せ、動物の「ぞう」を表したもの、または
イメージしやすものはどちからと聞いた場合、恐らく、大半の人が漢字の「象」と答えるはずです。
書くことを知っている大人からすると平仮名・片仮名のほうが簡単な文字に思いがち
ですが記憶する・イメージするという点においては
子どもたちの脳は右脳が活発に働いているので、より形をイメージしやすい「象」という
漢字のほうが認識しやすいわけです。
認識しやすさと、書きやすさは全く別物です。
例えば・・・・・
平仮名の「あ」「お」や「ね」「わ」などを見てみます。これらの文字は形てきにとても
似ています。繰り返しになりますが平仮名は表音文字で、文字自体は特に意味も持ちません。
意味・イメージがないのです。上記のように形が似ているもの多くなかなか認識しづらく
記憶しづらいのです。そういう意味では英語も表音文字です。
もう一度説明しますと
漢字カードをインプットするのは、胎児や0歳の子どもに漢字そのものを覚えさせ、
書かせるということではけしてないのです!
文字を脳に認識させ、音とイメージを一致させ、記憶させているのです。
漢字のほうが平仮名よりもカタカナよりもそれが簡単であるということなのです。
また、右脳は大量の記憶容量がありますので、インプット(働きがけ)してあげることで
この記憶する(情報を保持しておく)という能力自体もまたUPしていきます。
記憶する能力自体があがっていくと、先ほど例に示したような、認識しにくい、
見分けにくい平仮名・カタカナも違いを理解し記憶しやすくなります。
かたちの違いを見分け、その違いを理解した状態を脳に保持(記憶)しやすく
なるわけです。
漢字カード利用→右脳の活性化→記憶力・認識力UP
という感じです。
小さい子どもが色々なことをスポンジのように吸収していいけるのは
右脳の働きが強く、論理的な解釈なしに、とにかく記憶・記憶・記憶していける
能力が私たち大人以上に高いということでもあります。
だから、私はこの今の時間こそが大切だと思ってます。
もちろん、この大きくなっても学ぶ吸収するということは出来ます。
ただ、この時期特有の右脳の働きに注目してあげ、大量な情報をスピードをもって
処理していく赤ちゃんの脳に働きがけてあげれば、脳の活性化はなお有効なのではないでしょうか?
余談ですが・・・・
右脳はイメージで理解するならば、テレビを見せておけばいいのではないか?
という質問もあるかと思いますが、残念ながら、テレビの視聴では右脳は活発に
働きません。テレビ視聴やゲームを長時間していると、脳のアルファーファが
痴呆症の方と同じようなものが出るという研究結果もあります。
右脳の働きがけはやはり直接人間からの働きがけが一番のようです。
我が家の場合はまず、絵のついた漢字カードで漢字を読みながらイラストを
見せてフラッシュしています。イラストと漢字が同時に脳に吸収されて
いくような感じです。右脳はイメージを瞬時に捉えるのでゆっくりよりも
ある程度速さをもってインプットしてあげるとより効果的なようです。
※赤ちゃんによってはひらがながどうしても好きというお子さんもいます。
何が何でも漢字から先ということではありません、ただ脳の働きからいうと
漢字はかなり有効であること。もっと有効なものは、赤ちゃんが好き!と思うもの、
これは、何より効果があります。
ex 乗り物カードや果物カードなど、形を認識し、違いを認識します。ただし、言葉の
表記がないものは同時に言葉を吸収できないので、言葉も同時に教えていくのであれば
やはり絵のついた漢字・ひらがなカード等が有効かもしれません。※
言葉のインプットをする際、我が家では読み聞かせ以外に漢字カードを使用してます。
なぜ平仮名でもなく、カタカナでもなく漢字カードからなのか?
0歳児に漢字を覚えさせ、書くことを求めているのか?いえいえ、そうではありません。
よく聞かれることなので、なるべく分かりやすくお伝えできたらなと思います。
まず乳幼児期の脳の話をさせてください。
胎児から幼児期3歳くらいまでの間に脳の80%ほどが完成されるといわれます。
また脳細胞の大半(140万個ほど)は、胎児のうちにつくられていくそうです。
ただ、どんなにこの脳細胞が発達し数が多くなっていっても、その細胞と細胞を
つなぐ情報連絡通路のようなもの(シナプス)が形成されなければ、脳は動かない
機能しないと一緒になります。
ではどうすれば・・・機能するのか?
↓
脳細胞と脳細胞をつなぐ、シナプスが形成されるような働きがけをして
あげればよいのです。
↓
どうしたら形成されるの?
↓
それは簡単です。直接人間が赤ちゃんに関わっていけばよいのです。
効果的といわれているのは「語りがけや絵本を読んだり・音楽を聞かせて
あげたりすることが、細胞に刺激を与え、シナプス作りに大きな影響を与えていきます。
脳が形成される胎児期から働きがけをしてあげれば、より活性化される
脳が出来あがっていくわけす。ここから胎教というもののアドバンテージが考えられているようです。
また、乳幼児期の脳でもうひとつ特徴的なことでいえば、右脳が活発だということ。
(数年前、右脳革命というような本まで出ましたよね)
簡単に言うと
右脳=イメージの脳
左脳=論理の脳
と一般的に言われています。
右脳はイメージ(映像)で捉えていくので、論理的(言語的)な解釈が不要なまま
イメージだけで記憶していきます。
左脳は言語を通して理解し記憶していくので、右脳・左脳の記憶容量を比べると
右脳は質・量ともに左脳の約10万倍になるそうです。
パソコンに例えると右脳の方が圧倒的にメモリーが大きいのですよね。
例えばこの1枚の写真を記憶する右脳と左脳の動きについてあらわすならば・・・
右脳はこの写真映像ごと頭に焼付け記憶してしまうのに対し、左脳の働きは
海があって、海の上にバンガローがあり、白い砂浜には木々が生えており・・・・
というように論理的に理解していきます。
話を漢字のインプットに戻します。
ピンときた方もいらっしゃると思いますが、漢字カードというのは(平仮名・カタカナ以上に)
まさにこの右脳を刺激するものなのです。
漢字というのは象形文字なので、漢字そのものが何かのイメージを形どり、意味があり、さらにそのイメージの音を同時に持ち合わせます。
ここに右脳への働きがけにおける有益性があるのです。
例えば・・・・
漢字と平仮名を知らない人に「象」と「ぞう」を見せ、動物の「ぞう」を表したもの、または
イメージしやすものはどちからと聞いた場合、恐らく、大半の人が漢字の「象」と答えるはずです。
書くことを知っている大人からすると平仮名・片仮名のほうが簡単な文字に思いがち
ですが記憶する・イメージするという点においては
子どもたちの脳は右脳が活発に働いているので、より形をイメージしやすい「象」という
漢字のほうが認識しやすいわけです。
認識しやすさと、書きやすさは全く別物です。
例えば・・・・・
平仮名の「あ」「お」や「ね」「わ」などを見てみます。これらの文字は形てきにとても
似ています。繰り返しになりますが平仮名は表音文字で、文字自体は特に意味も持ちません。
意味・イメージがないのです。上記のように形が似ているもの多くなかなか認識しづらく
記憶しづらいのです。そういう意味では英語も表音文字です。
もう一度説明しますと
漢字カードをインプットするのは、胎児や0歳の子どもに漢字そのものを覚えさせ、
書かせるということではけしてないのです!
文字を脳に認識させ、音とイメージを一致させ、記憶させているのです。
漢字のほうが平仮名よりもカタカナよりもそれが簡単であるということなのです。
また、右脳は大量の記憶容量がありますので、インプット(働きがけ)してあげることで
この記憶する(情報を保持しておく)という能力自体もまたUPしていきます。
記憶する能力自体があがっていくと、先ほど例に示したような、認識しにくい、
見分けにくい平仮名・カタカナも違いを理解し記憶しやすくなります。
かたちの違いを見分け、その違いを理解した状態を脳に保持(記憶)しやすく
なるわけです。
漢字カード利用→右脳の活性化→記憶力・認識力UP
という感じです。
小さい子どもが色々なことをスポンジのように吸収していいけるのは
右脳の働きが強く、論理的な解釈なしに、とにかく記憶・記憶・記憶していける
能力が私たち大人以上に高いということでもあります。
だから、私はこの今の時間こそが大切だと思ってます。
もちろん、この大きくなっても学ぶ吸収するということは出来ます。
ただ、この時期特有の右脳の働きに注目してあげ、大量な情報をスピードをもって
処理していく赤ちゃんの脳に働きがけてあげれば、脳の活性化はなお有効なのではないでしょうか?
余談ですが・・・・
右脳はイメージで理解するならば、テレビを見せておけばいいのではないか?
という質問もあるかと思いますが、残念ながら、テレビの視聴では右脳は活発に
働きません。テレビ視聴やゲームを長時間していると、脳のアルファーファが
痴呆症の方と同じようなものが出るという研究結果もあります。
右脳の働きがけはやはり直接人間からの働きがけが一番のようです。
我が家の場合はまず、絵のついた漢字カードで漢字を読みながらイラストを
見せてフラッシュしています。イラストと漢字が同時に脳に吸収されて
いくような感じです。右脳はイメージを瞬時に捉えるのでゆっくりよりも
ある程度速さをもってインプットしてあげるとより効果的なようです。
※赤ちゃんによってはひらがながどうしても好きというお子さんもいます。
何が何でも漢字から先ということではありません、ただ脳の働きからいうと
漢字はかなり有効であること。もっと有効なものは、赤ちゃんが好き!と思うもの、
これは、何より効果があります。
ex 乗り物カードや果物カードなど、形を認識し、違いを認識します。ただし、言葉の
表記がないものは同時に言葉を吸収できないので、言葉も同時に教えていくのであれば
やはり絵のついた漢字・ひらがなカード等が有効かもしれません。※
by nachimama83
| 2009-10-07 05:47
| *バイリンガル育児・問題集