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アイリッシュと国際結婚。イギリスバーミンガムでの出産・育児を記録していきたいと思います。6歳男児と3歳女児を育児中!


by nachimama83
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難聴者の方からのメッセージ  ~~その2~~

本からの学びってすごいですね(笑)

その1では子どもの興味・関心に目を向ける大切さということを
改めて感じたことを書きました。


難聴者の娘を抱えた母親が障害児教育の世界に足を踏み入れ
言葉に対するマイナス面ばかりを指摘され、ひたすら泣きたいような気持ちで
いっぱいだった頃。

聾唖学校の先生に

「(彰子ちゃんは)ノーマルです」

と言われる。言葉を覚える、まだ覚えない、話をする、まだ出来ないといった
基準でしか評価しない教育とは違い、笑顔がいい、明るい、何でも興味をしめす、
運動が好きで快活、いきいきしている等、子どもの基本的な教育を重視し、
ひとりの人間としての成長に目を向けた言葉
に救われる母親。

さらにこういう風にも言われます。
「彰子ちゃんはその年齢にあった発育をしています。何も心配することはありません。
ありがとうという言葉は“結果”なのであって、成長段階での心の発達はノーマル
なのです。ありがとうの心は、その意味は、彰子ちゃんはしっかり体得しています。
それがコミュニケーションなのです。それが第1歩なのです。何も正確に言葉を
使えることだけが成長なのではありません」

なんだかじーーんとしました。そして、また自分のこれからの子育てと
重ね合わせて考えました。
わが子はハーフで(ハーフという言葉はあまり好きではありませんが、ここでは
便宜上使います)
よく耳にするのが、ハーフの子は言葉の発語が遅い。もしくはどちらもうまく使い
こなせない時期が長い。これには私は色々な理由があるとは思います。
(どちらかの言語の語りがけが少ない、言葉を使用する機会がなかなか作れない等)

しかし、どんな事情であれ、わが子の言葉が遅いのは両親にとっては
心配なことです。でも、それであせってしまって、パニックになるのではなく
今一度わが子の人間としての成長、彰子さんのように、心の発育にも
目を向けられたら、親として気持ちがぐっと楽になり、あせらず、
できるようになるまで待つ”ということが私にも出来るのではないか?

と考えました。


この先のことはどうなるか、分かりません。でも、もし仮にわが子の言葉が
遅くても、あきらめず・あせらず・待つ(1番私が苦手なこと:苦笑)を
実践していける親でありたいなぁと思います。
まだ生まれてもいないわが子との育児について想いをはせながら・・・・。

                                      ~~つづく~~
by nachimama83 | 2008-04-23 15:57 | *月齢インプット・知育遊び